vs 韓国 U-23

連日連戦のあおり(?)を受け、日韓戦はすっかり失念。前半 40 分から見ることに。ゆえに、個々の評価は無し。協会にヒトコト言いたいのが、なんでこの日に韓国とするのか、ということ。お互いに熱くなる試合してどーすんだよ、故障者増やしたいのか?韓国が削りに来るからとかそういうことではなくて、内容が伴わないヒートアップがあるから避けたほうが良かったのでは?と心配になった。幸い、大怪我なんていう人はどちらにも出なかったから良かったけど*1、これで誰か負傷でもしたらマッチメークした協会の責任問題だと思うが…。頓着ないんだろうか、この辺は。
で、試合の感想(後半だけ)。全体としては、以前ちんちくりんにやられていたのとうってかわって、自信みなぎる内容。かつては格下に見られ、かつ、アウェーということを考えれば上出来かと。危ないシーンはいくつもあったが、個人の競り合いはもちろん、組織的にもやばいツボみたいなものを割ときちっと抑え、よかったんじゃないんでしょうか。足もボールも動いていたし、方向性が揃っているのが良い。 A 代表のように足を止めてボールをつなぐことだけになり、守備もなんとなくのトロトロしたプレスっていう不完全燃焼に比べたら格段に良かった。
ただし。諸手を上げて大絶賛できない点も。曽ヶ端がおかしい。少し高めのボールをファンブルして大ピンチを招いていたし…。あのくらいのレベルの選手が、2 戦続けて危なっかしいプレーをするのは稀なので、メンタル面で何かあるのかなぁ。前日に川口を見たので、なおさら心配になった。それから、最終メンバーが選出されたときにはハッキリ言えるレベルではなかったのだけど、今野がいなくなると「オールラウンドな本職ディフェンシブハーフ」がいなくなるのでは…?*2阿部はガリガリ動くとか、人に強いとかいう感じではないからなぁ。イメージだけかもしれないけど、古い選手を引き合いに出すなら、井原みたいな感じかな。競り合いも結構やれるんだけども、それが売りではなくて、バランサーみたいな。やっぱり、鈴木啓太(こだわるけど)は、持っていった方が良かったのではないかという気は今もあんまり変わっていない。駒野や森崎にはできなくないだろうけど、アウトサイドのほうが持ち味が出る感じがする。それ以外の人はオフェンスプレーヤー。今野に「潰し屋」としてのプレースタイルがあることを考えたら、いつ怪我してもおかしくないという心構えは必要ではなかったかと。本戦ではガツガツ押し込まれるはずだから、中盤は守備的になるだろうし…。とはいえ、縦に長いフィードを出せる、あるいは前の 2 列を追い越してゴール前へ行ける−つまり、ターンオーバーのスピードが早い選手が残ったという感じもする。普段から「 15 秒でフィニッシュ」などとハッパをかけているようなので整合性は取れる。ということからすれば、これはこれで、山本監督の強国対策なんだろう。今までかちっと仕事をしてきた総仕上げ。上手くはまりますかどうか、お手並み拝見。
攻撃に関しては、それぞれの気持ちが強すぎたのか、判断が良くないプレーが連続し、決定的に崩しきった形は無し。韓国がよく戻っていたと言うのもあるが、圧倒的に良かった場面はほとんど見られなかった。収穫は、だんだんと(亀の歩みではあるが)平山の頭の中と身体がシンクロしてきた感じがする。もう少しかな。このレベルだから進歩したように見えたかもしれないけど、比較的機能していた感じがした。偶然ではなくて、意識的に。
前半見損ねてモチベーションが下がり、割といい加減に見ていたのでテキトーな個所はあるかもしれないけど、そう感じたと言うことで…。

*1:ニュースによれば、今野が治療を受けたとのこと

*2:この試合の負傷が重ければ、タラレバを超えて現実に…