トヨタカップ

弟から「チケット買う?」なんて打診されたくせに忘れてた。今年じゃなくて、一昨年に終わっててもいいくらい、役目を終えた感のある大会ではあるけど、サッカーを知ってもらうということでの貢献度では、国内で催される大会では屈指の功績だと思う。ただ、このところ来日するチームが、カップを掲げたメンバーとはかけ離れていることが多い(特に欧州代表)というのは、見るほうとしてはあんまり面白くない。今年であれば、やっぱり、モウリーニョ率いる、デコらがいるポルトなら見たかった。
日本のクラブチームの対戦で 5 万人を超える大観衆を集める一方、トヨタカップがヒッソリと去っていくようで感慨深い。昔くらい、人の流れがゆっくりだったら、あるいは、移籍の自由度がこれほど高くなければ、今も人々の高い注目を集めていたかもしれない。スーパーチーム同士の対戦をテレビで見られるのと、目の前で世界一が決まる瞬間を見るのと、果たしてどちらが良かったのだろう?