レッズ&ピース騒動の終息(?)

メールの文面で唸ってたら、さっさと逃げ&言い分け謝罪(http://www.radipa.com/seitaro/banasi050309.htm)が出てる。
驚いたなぁ。以前なら、このくらい推敲して「さて…」とメールを出してもまだ動きがないくらいだったのに。各所を回ってみると、ずいぶんと多くの抗議が寄せられたようだ。結局メールはお蔵入りになってしもた。あまりに頭に来てて罵詈雑言が連なっていたもので。それでは出した意味がないので、冷静に、冷静に…とまとめたというのに…。
埼玉新聞の先走りとも言える事態のようだけど、もともとデリケートな問題なのに、スポーツと絡めるとか言い出す(言い出せる)ようなことをするのが良くない。
しかし。
大野氏はこれで良いのか?最初っから言い訳しかしていないぞ。抗議が多かったから止める。レッズに迷惑をかけるのは本望じゃないから止める。番組の出演も止める。なんか、逃げ回ってるように見えるのは気のせいかなぁ?そんでもって、浦議に書かれた「レッズ&ピース」からの謝罪文、なんもわかってない感じがする。苦しい言い訳の羅列だし、そもそも、サポーターってのがメディアになりえるんだって、分からないのかなぁ?人はメディアになる。口コミなんてのが最たるもので。ヘンに大きくなって暴走始められたら困る。
そして、九条の会が政治的な活動ではないというのも世迷言に聞こえる。理念とかカッコイイことを言ったって、今の九条に関わる問題は、政治のトピックスだというのがわからないのか?自衛隊派遣が現実に起きていない時代なら、九条を大切にするというのが、理念とか政治と関係無いところで動くというのは良く分かる。でも、今は、政党がそれを挟んであっちとこっちで議論するための題材になってしまった。国際的な活動に加わるための、政府の方針を決めるものとして議題にあがっているものを、理念だなんだといったところで100人が100人「ああ、そうなんですか」とは言えない。その時点でこの活動は失敗なのだと思うんだが…。
今回もう1つ驚いたのは、「まぁ、もう良いじゃん。許してやれよ」という向きの人が多いこと。子ども相手ならねぇ。いい大人の集団ですよ。個人的には「逃げた」と思うので、釈然としないところが多い。なんだか後味が悪いなぁ…。大人のやり方としては「なんでこうなったのか」をしっかり考えて、批判や意見を真っ向から受け止めて、それに対して真摯である必要があるだろう。活動を止めるとかはどうでもいい。レッズに詫びたのも当然のことで別に誉めることではない。迷惑をかけたら詫びる。子どもでもすることだ(最近はそうでもないが)。そう。この人、結局、今も騒動の理由が全くといって良いほど分かってないように見えるのが、釈然としない理由だと思う。