藤田、磐田から名古屋へ移籍

いろいろな記事をあさって総合したところ、どうやら、磐田が「最高額提示の名古屋に行くか、残るか」という選択を迫った模様。
裏事情など何も考えないでいろいろ述べてみる。
まず磐田。個人的には、欧州移籍の件からして、藤田に対してずいぶんな仕打ちに感じる。クラブが戦力ダウンするのは必至なわけで、しかも、ずいぶんと安い提示で送り出した(と思ったが違ったかな)のだそうから、「帰って来い」に応じろとういうのもわからない話でもない。それから、今回の件についても「最高額=クラブの最大利益」を追求したのも分からない話ではない。が、なんとなく釈然としないのはナゼなんだろう。優勝争いをするかもしれない浦和に、これ以上戦力補強をさせたくないからではないか、とか、情報コントロールをしていたところを、浦和側からリークされた(移籍打診の件)ことを根に持ってるのではないか、とか、疑えば、いくつかありそうな話を思いつくことは、外野からでもできる。
次に藤田本人だけど、どうも磐田サポーターからすると「ワガママ言って欧州行って来た上にまたこれか」みたいな感じで自分勝手だという見方が多そうだ。でも、藤田の人生は彼のものであり、誰かが抑えることはできないはず。契約などはあるにしても、間違いなく彼の選手としての時間は無くなっていく。欧州に挑戦したい、1分でもプレーしたい、という意思を抑えるのであれば、勝手にふらっと出て行くわけではないのだから、説得すれば良い。磐田というクラブのスタッフには、欧州から連れ戻す以外のことは出来なかったのがここまでの流れ。攻めるべきは藤田ではなく、不甲斐ないフロントと、藤田を以前ほど重用できなくなったチーム事情(若返りなど)だと思えるのだけど。言い出すのも本人なら、決断するのも本人。いろいろ言われることも承知で切り出しているに違いない。もう少し、藤田を信じてはどうだろうか。せめて、お礼は言っていいよね。
そして浦和と名古屋。まー、浦和は作戦失敗だったような気がするな。リークしたことで(意図的かどうかは別にして)心象悪くなったんだろうね。名古屋は巻き返しのためのカードが手に入ってよかったなぁ。大事に使ってください。良いカードだから。
というのが、今回の顛末に関する感想なのだったりする。超残念だけど。