中沢代表引退へ 現役は続行

先日、フジテレビ739の「日本代表TV」を見たときに、W杯出場メンバーのインタビューを改めて見たけど、中澤の顔がやけにゲッソリして見えたが、こういうことを考えていたからかなぁ。(後出しっぽいけど「なんか疲れきった、さえない顔してるな…」って感じでありました)

関係者によれば、中沢は昨年からW杯後の代表引退を決意していた。昨年は横浜でリーグ戦、アジアチャンピオンズリーグナビスコ杯、日本代表でW杯予選や親善試合に出場し続け、1年間で計48試合を消化。W杯前から冗談ながら「2010年は無理」「体が持たない」など引退をにおわせる発言を繰り返していた。実際、両足首、両ひざの痛みなど満身創痍(い)の状態で「つらかった」とこぼした。

年間48試合かー…。うーん。以前、ベッケンバウアーだかプラティニだかが「試合多すぎ」と苦言を呈した欧州はどうなんだろ?と、テキトーに検索かけたところ、「パウレタデポルティーボ・ラ・コルーニャの2年で92試合」っつーのが出てきたのでこれをサンプルとしてみる。2で割ってみると、46試合/年で中澤の方が多い(出場時間はワカランけど)。ついでなんで、その頃のデポルを調べてみると…。98-99はリーガ6位(前年12位だったのでこのシーズンのUEFA関連大会への参加は無し)、99-00はリーガを優勝してるものの、UEFAカップ出場で4回戦敗退。おー。ってことは、レアルやミラン、ユーヴェ、マンチェスターUバイエルンなどの「CL常連」では、これ以上の試合数をこなしてる選手もいそうだ。実際、外しにくい選手は、ターンオーバー制度の恩恵を受けてないかもしれない。ネドヴェドなんて、いつ見ても出てるもんなぁ…。
閑話休題
呼ばれれば必ずフル出場、ってくらい4年間がんばってきたから、ある程度「燃え尽き」ても仕方ないかもしれない。念のため調べてみた欧州の様子なども踏まえるに、今回の引退は決して弱音ではないと思う。なにより本人の気持ちが無いのだから、呼んでも仕方ないし。
代表選手ってのは名誉職みたいなもんだから、飯のためには「行かない」という意思表示をすることは必要だと思う。まー、とりあえず「今は無理」でもいーんじゃないのかな。しばらくして、体調が戻ったらまたやれるかもしれんし。日本で良いDFが育たなかったら、ドイツ大会のフランスがジダンらを呼び戻したようなことがあるかもしれないし。今のところはお疲れ様でした、というところです。はい。
とにかく、代表に行かなくて済むようになる分、身体を上手に休めて、ヘボヘボなマリノスを立て直してやってください。どうもメガネ君のチーム作りがイマイチな上、マヌケみたいなんで。(ナンデその面子で優勝争いに絡んでこれないんだよ…)