久々に良いコメントを見た

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20061015-00000016-spnavi-spo.html
「PKにならなくてもおかしくはなかった。速い動きの中で判断するのは難しい。PKを取ることもあるし取らないこともある、というようなプレーだ。主審がこう決めたのならそれでいい。自分ではバランスを崩したと感じた」

大人だなぁ。静かにみなぎる自信を感じる。勘ぐりかもしれんが、「いや、次の機会にゴールすれば良いわけで。これはこれとしてオシマイ」みたいな余裕がテンコ盛り。世界の第一線で戦ってきた漢の台詞だな。
そして、この発言を見る限り、少なくとも選手の気持ちの上では、「かの問題」に対して決着がついたんだろうと感じる。勝負の面だけでもいいので、セリエがこのままでありますように。

その一方で「監督ってのは大変だ」と思ったのがこちら。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20061015-00000015-spnavi-spo.html
フィリッポ・インザーギがPKをもらえなかった判定について。「PKだったと思う」

ここだけ抜き出しちゃうと、インザーギとの比較になってしまうが、この試合の焦点は

「代表チームの影響で、選手たちは非常に疲れていた。最近の数試合よりは良かったと思う。全体的にはいい試合だった」

という部分。だからこそ、PKだと判定されて、苦しい試合でも勝ち点3を獲りたかったのだろう。スコアレスの試合が続いてるとのことだし。

「だが、結果の価値はこれまでの0−0と同じだ。勝ちたかったが、守備的でよくまとまったチームと戦うのはやりにくい。スペースを与えてもらえず、向こうはカウンターを仕掛けてくる」

やっぱり世界的に守りを固めたチームとの戦いは、さらに困難になってる。「徹底した守備戦術」「スピードのあるカウンター」「優秀なアタッカンテ」は、プロビンチャにとってそろえやすい3種の神器というのは変わっていない。そのレベルが上がったことで、ビッグクラブはさらに攻撃に一工夫しなければならない。あるいは、資金力を生かして超人的なゴールゲッターを連れてくる他無い。
と、考えると、日本代表ってのは、やっぱり超人的なゴールゲッターが居れば、そこそこ戦えるんじゃないのかなぁ?と最近思うわけで。タラレバは意味が無いにしても、U世代には期待したい。