三都主もザルツブルクへ 宮本は会見で正式発表

ぽーんと飛び込んできたこんなニュースなんだけども、この2人が行くことよりも滅茶苦茶驚いたのが、

ザルツブルクは1933年に創設され、現在リーグ首位。元イタリア代表監督のトラパットーニ氏が監督、元ドイツ代表のマテウス氏がコーチを務めている。

というところ。監督だけで強くなれるとは思わないにしても、首位になってて不思議じゃない。しかも、ローターさん、名将トラップの下で修行っすか。インテルに居たことがあるから、簡単な意思疎通くらいは出来るんだろうと思うけど…。それにしても意外で面白い組み合わせだなぁ。

懐かしい名前を見たところで、ローター・マテウスさんのことを。スキャンダルがあったり、舌禍があったり、何かとゴシップのネタにもなったけれど、間違いなく鉄人的な活躍で、ドイツを長らく引っ張った名選手でありました。92年の欧州選手権直前で負傷のため欠場した際、「欠場は痛いけど、マテウスの分、エッフェンベルクやへスラー、メラーたちで役割分担して対応したい」という主旨の記事を読んだ記憶がある。そのくらい影響が大きかった。(が、出場した選手たちが活躍して準優勝)
86年の、(どこ戦だったか忘れたけど…)ペナルティエリア外、壁の右外を巻いた(上を越していない)強烈なグラウンダーのFK、90年のユーゴスラビア戦で見せた長距離ドリブル→シュートの鮮烈さなど、パワフルなプレーぶりは、まだ脳裏に焼きついている。書いてて気がついたが、この人、大舞台で強いイメージがあったなぁ。インテル時代にはスクデッド獲ってるし。思い出せる範囲で考えても、選手時代の実績はさすがにすごい。
こういう選手はどこでも欲しい(面倒な人柄でなければ)だろうな、と思えるマルチロールぶりも、当時にしては先進的というイメージがあった。現役時代の晩年はリベロを勤めたこともあり、少なくとも宮本にはいい師匠になるかもしれない。伸び代がどのくらいあるかわからないけども(ゴン中山みたいな例もあるし)、新天地での活躍に期待。

さーて、オーストリアリーグなんて、スカパーさんは買ってくるんだろうか。