走りながらリフティング…?

1日に宣言しておきながら、結局2週間放置プレイなわけで…。とはいえ、プレミアやらインターナショナルマッチウィークに行われた親善試合とか、セリエBは一応見てるわけで。てへ。

えー。某所でタイトルのようなことを言われていたのだけど、ちょっと違う気がする。そのくらい、今の子はスイスイできると思うんですよ。問題は、多分オシム(父)も言ってたと思うけど「試合中、いつ、どの場面で、自分のスキルを効果的に使うのか(あるいは使うのが効果的か)」ということが分かってないとか、考えていない奴が多いんじゃないか?という状態が続いているんだと思う。だから、トレーニングができているところはできるけど、そうでないところはできない。しかも、サッカーバカ、という割には、普段の充電が足りないから、新しい発想も出てこない。つまり「バカ」っつー割には遊びが足りない気がする。何も、チームでずーっと練習することがバカではないし、わき目も振らずに孤独にトレーニングするのもバカではない。今はさすがに無いが、社会人になりたてくらいの頃は、午前に社会人地区リーグの試合、午後に地元少年団の練習、夕方からちょっと遠征して他チームとフットサルの練習試合、という日がフツーにあった。こういうのめり方がバカなんだと思う。(学生にはムリな点があるのは承知)
つまりは、繰り返しになるけども、「サッカーを遊ぶ時間」の欠如による充電の足りなさと、そういったプレーの訓練と新しい発想を生む時間の不足。確かに、欧州や南米のトッププロのプレーを、リアルタイムで、しかも繰り返し見ることができる環境はある。スカパーさんやNHK、民放各局、ネットのおかげで。もちろん、それを「見てるだけ」ではダメだが、実際にやってみるとしても、学校やらチームの練習時間と居残りだけじゃ全然足りない。圧倒的に足らない。
こういうのは、きっと、年代が同じような人たちばかりとプレーしてても発展しない。誰かアイディアマン的な仲間のアイディアが切れたらオシマイ。ところが、世代がいろいろとある状況下で、お互いのジェネレーションが持ってる知識と技術が交流されると、新しい何かができる。胡散臭い言い方になってしまったが、実際にそういう場面は何度も見たし、経験した。要するに、もっとご近所さんで大人も子供も一緒にサッカーができる環境が増えれば、このあたりの悩みは解決すると思うんです。だって、自分より相手の背がデカかったら、空中戦とかスピード勝負とか工夫するじゃないですか。身体張ったり、浮きダマ使う回数を減らしたり。逆に、自分より明らかに劣る相手なら、実験し放題だし。わざと浮きダマだけでパスつないだり、超スピードで振り切ってみたり。そういう、自然発生的なサッカーバカ環境こそ、日本が最も必要としてるものだと思うわけです。

この辺が浸透しないうちに、サッカー場だけ作るような要請をするチェアマンの能天気さというか、考えの無さには、ホトホト呆れますけども。