俊輔フル出場もJFLに完敗

4-2 っすか!?…レッジーナは一体何しに日本に来たんだ?こんなチームがセリエAにいるってのは恥じゃねぇのか?正直言ってひどいぞ、これは。バレンシアと同じく「本調子ではない」とか「まだ調整段階」という言い訳を使うのもおこがましいくらいの失点だぞ。
以前のブログでも書いたんだが、ジャパンマネー目当ての物見遊山は通用しないぞ。こんなだらしないチームは、来年からは誰も見に行かないと思うぞ。名古屋に 1-1 の引き分けは良いとして、横浜に 1-2 、大塚に 4-2 と、最後は明らかに格が落ちた相手に対してこれだからなぁ。
こういうイイカゲンな結果で帰るチームの態度はサッカーそのものに対する愚弄だと思う。バルサライカールト監督が「我々の一番の魅力は試合だ」というようなコメントをしたそうだが、全く良いことを言ったと思う。チームが来たことだけではなくて、そのパフォーマンスまでを含めて試合を見に行くことになるのだから。ましてや、ジダンやラウルら、実績がすごくて多少の不調でも存在だけがウリになるような選手がいるわけではないわけで、がんばってしっかりプレーをして、ファンを増やさなくてはならないのだし*1。もちろん、フロント主導で一方的に決まった来日かもしれんが、それでもきちっと仕事をするのがプロ。ベッカムだって、何も台場のテレビ局で全く知らない芸人に囲まれてコメントがしたくて来たわけないと思う。でも、あくまで「楽しく出演してますよ」みたいな態度を貫いていたのは立派だと思う。これも仕事の一環だという責任があるからだろう。
それから、アジア杯を無視していたとしか思えないマッチアップをした代理店の罪も軽くない。ただでさえコンディションの悪い中で激戦が続いた中村を振り回して、故障でもしたらどう責任を取るつもりなのか?記憶違いでなければ、どこかの規定では 2 戦連続で試合をする場合は 48 時間だかの時間をおかなくてはならないというのがあると聞いたことがある。当たり前だ。サッカーの 1 試合中、最も動く選手で 12km 前後、少ない選手でも 8km は動き回るという。中村の場合、一体何時間後に横国のピッチに立っていたんだ?
ロス五輪以降、スポーツの世界大会は一気に商業主導に傾いたという。そして、94 年のアメリカ W 杯の欧州を向いたプログラムによって日中の試合を余儀なくされたことで各国選手は大きく疲弊し、試合自体に魅力が無くなってしまった。これを機に、試合開始時間などが見直され、選手を大事にする方向でずいぶん改善されてきているところだ。それを逆行するような今回のマッチメイク。一体何をしているのかと、ただただ呆れるばかりだ。

*1:かといって、有名選手がダラダラしていいということではないし、むしろそういう選手ほど自分のブランドのためにしっかりしている