広島vs浦和(BS)

後味悪いなぁ…。誤審も良いところだ。いい加減にして欲しい。ちゃんとした試合が見たい。ちゃんとした内容で戦った上での勝利に酔いたいのだ。前半28分の浦和の先制点の場面。それをしっかり沈めた三都主は偉い。チャンスを生かしたのは大したもんだ。指摘したいのは、そのファウルを犯したジニーニョが1発退場という判定が下ったことが大問題。あのシーン、どこをどう見ても退場という判定を下せる主審など、ほとんど皆無に等しいと思う。その理由は2点。まずは、ジニーニョがワシントンを引っかけた体勢は、確かにファウルだった。が、足の裏を見せているわけでもなければ、つかんでいるわけでもなく、死角から飛び込んだという形でもない。そして、ワシントンがトラップしてボールをさばいた「コース」は、ゴールに向かっていない。むしろ、角度を付けるように、外へ向かっていた。「決定的な得点の機会を奪った」という形でもない。
広島は良く戦った。が、ワシントン、ポンテが噛み合い、三都主が好調で、長谷部や山田、小野が絡んでくる攻撃陣をしっかり抑えてカウンターを食らわし続けられるほど、広島の戦力は高くない。組織力はすばらしく、ボール回しにも長けているが、ひっくり返せるほどの実力差はない。非常に興ざめ。落胆した。こんなことで喜ぶのは、盲目的なサポーター(とも呼びたくはないくらい自分さえよければ良い人々)くらいだろう。この試合の主審は「扇谷健司」氏。まじめにやってくれ。「疑わしきは罰せず」というのが原則だよ。