高校サッカー選手権第3回戦(地上波)

日テレさんは真っ青かもしれないなー。波乱も波乱。今回の大会は面白い。何せ、将来を嘱望された選手がいるチームが、かなり早い段階でどんどん消えていってるんだから。ベスト8が出そろったこの時点での顔ぶれは新鮮。八千代、丸岡、広島皆実盛岡商、作陽、静学、星稜、神村学園。「常連」と言えるのは丸岡、作陽、静学くらいか。注目されていた有力校で残れなかったところを並べた方が、古くから高校サッカーを見てる人にとってはベスト8っぽく見える(例えば…国見、前橋育英、四中高、滝二、大津、武南、室蘭大谷、桐光とか)ってのは、ホントに珍しい。ここまで残って今日負けたところで行くと…期待していた武南は、前回書いた「PKはツキもあるけど」と言ったとおり、押し込めているのに獲れずにPK負けという結果に終わった。粘られちゃったなぁ、という印象。野洲は、県予選の様子を某所で見たとき「猫が食べる気の無い獲物をもて遊んでる」という印象があったのだけど、ダイジェストを見る限りでは、その懸念が当たったような気がする。勝負ごとであることをまじめに捕らえているのだとは思うが、ボールを回すことと急所をつくことのバランスが良くなかったのかもしれない*1
とはいえ、八千代のものすごい集中力と勝負に対するせこさ(良い意味で)も良かった。4点獲ったのはある意味恐怖心からかもしれない。つまり「どこが相手であっても失点はあるはずだから徹底的に息の根を止めてしまえ」ということかと。大量点が獲れてしまったが、強敵に対して集中力を上げたところで、どう次につなげるかが当面の問題か。トーナメント特有の「勢い」を生かせば、このまま頂点というのもあり得るか。ビデオが録っていてくれた分は、あとで見ておこうっと。

*1:これも後出しジャンケンなので、したり顔されていると言われても仕方ないけど…