2004-08-17から1日間の記事一覧

ドイツへ向けて

というわけで、順番に山本監督の仕事を見てみた。途中から大きく変わっている(理論派→心情派)ように見えているが、実は、選手選考については最初から「期待優先(心情派)」だった。それは、駒野然り、平山然り、高原然り。ともすると、理論だと思っていた…

闘える面子と守備のスペシャリストの不足

前段からの推測で「技術や戦術眼などの能力面での『期待』」で選抜したとさえ思われるメンバーは、当然、実戦では物足りなくなる場面が出てくる。簡単に言うと 2 点。 1 つは、強い意志で、臆することなく戦えるメンバー、窮地に立ったとき、自分たちで奮い…

理論に終始した割に、理論的ではない起用

本大会、山本監督の選手選抜とその起用は「期待先行」だったような気がする。手の内を隠していたわけではなく、チームのメンバーにすら奇策となって見える布陣。第 1 戦目の小野の位置は、フィッティング不十分のまま「期待」だけで出したといわれても仕方無…

チームコンセプト

ちょっとしゃべりすぎなんじゃないか?と思うくらい、山本監督のインタビューは、そこかしこで収録されていた。おかげで、それらを総合すると少なくとも表向きの話はかなり良く分かった。「 15 秒以内のアタック」「チーム内競争によるテンション維持」「コ…

五輪代表とは、どんなチームなのか

前日からの続き。 いままでのチームのまとめ方と「山本昌邦語録」を読んだ限りでは、トルシエ氏やジーコ監督、そして他の優れたコーチのいいところ取りをしつつ、独自の考えを入れた「山本理論」をベースに、コンセプトに則ったチーム作りを順調にしてきてい…