2004-06-25から1日間の記事一覧

まとめ

システムという考え方の便利さはあるので、それ自体を否定はしない。しかし、試合(結果を含む)を語る上で重要かどうかと聞かれたら、間髪入れずに「そうでもない」と答えると思う。そういう意味では「変遷」を追ってシステムを考えるということはできそう…

システムにまつわる誤った考え方

ここまで「システムとは、チーム内の決め事の 1 つに過ぎない」ということをまとめてきたが、まだシステムに対して勘違いをしている人も多い。それらについてどこが勘違いなのかを考えてみる。◇システムの相性百歩譲ってシステムに相性などは存在しない。「 …

システムの功罪

システムには、何事もそうであるようにメリットもデメリットもある。メリットとしては、すでに決まったチームの形を伝達しやすい。ある種世界共通語なので(サッカーを知っていれば、数字の羅列を見せて少し説明を加えれば何を意味しているのか分かるだろう…

システムという鎖の強さ

システムは、チームをオーガナイズする場合、最も高いところにあるものではない。ディシプリンや共通理解といった言葉で表現される、試合をする上でのチームでの決め事こそが、最も上に立つ。とはいえ、システムは、監督によって拘束力にばらつきがある。シ…

システムがチームに与えるもの

ネット上でも多く議論されるため、システムに関する情報をやりとりするだけの立場について先に述べたが、実際に試合を行う選手にとって、システムとは何をもたらすのだろうか。実は、外から見る人たちと大して変わりはない。大きく違うのは、実際にシステム…

システムが情報としてもたらすもの

中継の始めなどにスターティングイレブンとシステムが紹介される。この情報が意味するのはなんだろうか。なんのために紹介されるのだろうか。選手の特徴をよく知っているなら、スターティングイレブンを見ることでシステムなど大体見当がつく。実際に試合が…

システムとは何か

「フィールド上の 22 人が 1 つのボールを巡って競り合い、ルールに則って、ズルいことをせず、『お互いのゴールへ何回ボールを入れることができるか』を競う」いうのがサッカーというスポーツだと説明できる。これをバカ正直に行うとするととても効率が悪い…

システムというもの。

しばらく地上波で EURO の放送がないので平日の観戦記はお休み。その代わり、日ごろから溜まっているうっぷん−システム論−に対して大反論的な考察をしてみようと思う。